そもそも、イタドリってなに?
イタドリとは、たくさんの節がある多年草で道端や土手などに生えている植物です。4月〜5月に採取できる柔らかい新芽は、山菜として煮物や炒めものにして食べられてきました。また、乾燥させたイタドリの根っこは“虎杖”と呼ばれ、漢方薬としても昔から長く利用されてきました。お腹の調子が良くなり、お通じが良くなったりと、女性にとってはうれしい植物でもあります。
春の道草「イタドリ」を食べよう!
春になると、道端や土手などに生えている植物イタドリは、赤い葉っぱをつけた竹みたいにまっすぐ伸びた植物で、「子供の頃、学校帰りに見つけては皮をむいて食べたわ。」と、道草を食っていた懐かしい記憶が蘇る植物だと思います。中には「ポケットの中に塩を入れて登校し、帰り道にイタドリにかけて食べるのが楽しみだった」と言う人もいます。
しかし、そんなイタドリを最近では嫌がる傾向にあるようです。その理由は、イタドリはアスファルトを突き破って生えるほどの、強靭な性質を持ちます。そんな、繁殖力の強いイタドリはあちらこちらに群生してしまい。困っている人もいます。
好かれたり、嫌われたりと様々なイタドリ。今では、なかなか道草をする子供達も見かけませんが、嫌われものの(?)イタドリを使って何かできないか?と立ち上がった団体がいます。
東栄町の山菜を使った特産品を作りたい!
道草の代表的な植物であるイタドリ。そんなイタドリを使って「何かできないだろうか?」と考え、商品開発に挑んだ“とうえい山菜王国研究会”の皆さん。とうえい山菜王国研究会とは、東栄町内の有志の皆さんと商工会、役場により平成24年に立ち上がった団体で、町の遊休施設で山菜を栽培したり、東栄町の新たな特産品作りに取り組んでいます。そんな、とうえい山菜王国研究会が「東栄町の山菜を使った特産品を作りたい!」という思いで開発した商品第1号が「いたどりゼリー」です!手摘みで摘み取ったイタドリを絞ると、見た目からは想像できないほどの可愛らしいピンク色のジュースが出来上がります。食べると、甘酸っぱく懐かしい味がする「いたどりゼリー」。年々試行錯誤を重ね、見た目も味もバージョンUPしてお届けしています。
若松屋製菓さんで販売しています。数量限定の商品となりますので、皆さんぜひ春の山菜イタドリの味を感じに若松屋さんへお越しください。
若松屋製菓
若松屋製菓
東栄町にある唯一のお菓子屋さん「若松屋製菓」は、子供から年配の方まで幅広い世代に愛されているお菓子屋さんです。店頭には、三代目の店主が約70年続く伝統の味を守りこだわりをもった、和菓子や洋菓子などが並んでいます。