若い頃を名古屋で過ごし、東栄町にUターン。自然の素晴らしさを実感
東栄町生まれの内藤済さんは20代を名古屋の街中で過ごし、30歳のときに故郷東栄にUターン。都会から田舎に帰って暮らし始めると、あらためて自然の良さを実感したと言います。某テレビ番組の企画で個性と技に溢れたログハウスを製作して優勝するなど、ログハウス製作でも定評のある内藤さん。その始まりは、自宅の庭に独学でログハウスを建ててみたことからだったそう。
チェンソーアートでつながった全国の仲間たちは人生の財産
東栄町は日本におけるチェンソーアート発祥の地として、2000年にチェンソーアートクラブを設立。内藤さんは2代目の会長として全国を廻り、チェンソーアートの普及に努めました。
43歳のとき、プロのチェンソーアーティストとして独立。奏楽工房を立ち上げます。独立当初は食べていくための苦労もありましたが、チェンソーアートでつながった全国の仲間に支えられたおかげで、今の活動に至っているとのこと。内藤さんは現在、新たに「全日本チェンソーアート協会」を設立し、その会長としてチェンソーアートの繁栄に注力しています。
仕事場は遊び場でもある。楽しみを追求し、仲間と集う
下田地区の小高い丘の上に位置する奏楽工房。サイト内には遊び心溢れるテーブルやベンチ、チェンソーアート作品などが置かれ、楽しげな雰囲気。明神山を見渡しながら気持ちよく乗れるブランコもあり、大人もつい童心に返ってしまう場所です。普段はチェンソーアート、ログハウスほか、ウッドデッキなどの外構や内装、木製遊具などを手掛け、その作業場として使用されているここ。新たにレーザー加工事業の「N Labo」も始動し、事業はさらに拡大しつつあります。
仕事がオフのときには、仲間や家族とコーヒーを飲みながら語ったり、BBQをしたり、チェンソーアートのカービングをしたりと、見晴らしもよく自然豊かな環境にあるこの場所は大人にとっても子どもにとっても自由な遊び場に。
「東栄町には自然を活用してできることがまだたくさんある」と語る内藤さん。仕事でも遊びでも、今後もさらに活躍が期待されます。
斜めに歪んだこの不思議なログハウスは一体!?
奏楽工房のサイトでひときわ目を引く、事務所の横に設置された斜めにぐんと反った不思議なログハウス。これは一体...?と、扉を開けてみると、中はなんと、トイレ。自由に使ってOKとのことなので、訪れたらこの楽しいトイレもぜひ体験してみて!