日本のBBQはただの焼肉?!本場のBBQ文化を広めたい!
BBQと言えば、屋外やアウトドアで肉を焼いて食べながら家族や友人達とワイワイ楽しむ…そんなものを想像する方が多いのではないでしょうか?実はこの日本スタイルのBBQは、炭火の扱いや肉の焼き方、後片付けに至るまで、欧米諸国に比べるとかなり遅れを取っているそうです!一体、本場のBBQとはどんなものなのか、本場のBBQの基礎を学ぶ初級BBQインストラクター検定が町内外から30名ほどの参加者が集まり開催されるということで、協会スタッフの伊藤拓真が参加してきました。
BBQインストラクター検定とは?
本企画の主催である日本バーベキュー協会では、本場欧米諸国のスマートなBBQ文化を伝えることで、人や環境、そして自分自身に優しいBBQを日本に広めたいという想いから、BBQ文化について勉強できるBBQインストラクター検定を始められたそうです。現在では、インストラクターは、初級が12,000名、中級が400名、上級が200名ほどと多くの方が認定されており、全国に普及しています。
今回の東栄町のき山学校での開催は、上級インストラクターである藤田忠志さんが東栄町へ移住されたことを機に、東栄町や奥三河にも地元の産品をよりおいしく、楽しく味わえるスマートなBBQを広めようと発起人として準備してきたものです。
【体験レビュー】
BBQインストラクター検定に参加してきました!
まずは基本から基礎座学の講習!
初級検定では、2006年に日本バーベキュー協会を立ち上げた下城会長自ら検定講習にあたります。日本バーベキューは全国各地でBBQ検定を開催しており、検定を受講し合格したBBQインストラクターが講師の下城会長をサポートしています。
座学では、BBQの文化・歴史をはじめ、野外焼き肉とBBQの違いなどの基礎的な内容を会長の説明を受けながら学んでいきました。今まで体験してきた、日本スタイルとは全く異なるBBQへの考え方や、今までの常識とは違う価値観などに衝撃を受けることも!知られざるBBQの奥深さやBBQから始まる展開の広さを知ることができました。
早速実践!実技デモ講習
座学の後は早速実践編ということで、デモを見学していきます!
簡単スマートな炭の起し方や分厚いステーキや鶏や豚肉を美味しく焼くコツなど、順番に習っていきます。スマートBBQでは、細かな工夫がたくさんされており、安心安全に美味しく食べるための仕掛けを実際に目で見ながら学んでいきました。
肉の焼き方一つでも炭のレイアウト方法などのコツがたくさんあり、実際に試食しながら美味しく楽しくを体感しました。
実戦デモの中には、全員参加でのパン焼きコンテストなど、楽しみながら学ぶことができる仕掛けも盛りだくさんで、参加者の皆さんも楽しみながら学びを深めていました。
また、従来の日本のBBQでは、敬遠されがちな野菜を瑞々しく焼く方法やBBQでのデザート提供など、すぐにでも取り入れられそうな内容もあり、驚きと発見の連続でした。
筆記試験に挑戦!
座学・デモを終えたら検定の筆記試験を受けます。初級検定では、今回学んだ内容を振り返るための10分ほどの筆記試験になります。BBQについて知り、コツを学ぶだけでなく、きちんと学びを持って帰り実践につなげていただくための試験です。合否の結果は、1ヶ月後に郵送で届けられるため、ドキドキしながら来月を待ちます。皆さん合格しているといいですね!
エンドBBQ
試験を終えたら、本場のBBQの終わり「エンドBBQ」を体験。
最後まで、残った炭を無駄にせず楽しむ仕掛けを学びました。また、片付けでは近頃問題になっている、炭の後処理についても丁寧に説明を受けました。
ここまで終えて検定は終了!最後は全員の記念写真で検定を終えました。皆さんの楽しい表情が検定の満足度を表現しています。
記事作成スタッフレビュー:伊藤拓真
この日、のき山学校にBBQという一つのテーマを中心に、町内外から参加者スタッフを含め40人超が集まりました。発起人の藤田さんの想いがカタチになった日だったと思います。東栄町の自然のロケーションを活かして、地元の食材を美味しくいただくだけでなく、楽しいつながりを生むことができるBBQに可能性を感じた日でもありました。こうした、1人1人の想いがカタチになっていくことで、町の魅力が発信され、関係人口が増えていく。こうした活動から楽しい町ができていくのではないかと思います。
なお、藤田さんは、今後実際にBBQを実践する場を作っていくことで、今回の参加者や東栄町の皆さんにスマートBBQを発信していこうと、次なる展開に移ろうとしています。そんな機会に、ぜひ皆さんも本物のBBQを体験してみてくださいね!